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第4次総合計画 | 静岡県河津町役場

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Academic year: 2018

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(1)

① 計画的な土地利用の推進

めざすすがた

○土地利用の適正な規制・誘導が図られ、計画的な土地利用が進められています。

○山間地域、中山間地域、市街地地域など、それぞれの特徴を活かした土地利用が進められ、

魅力の向上が図られています。

現状と課題

○町の約8割を占める森林・原野は、標高800mを超える急峻な天城連山として、北側に

かけて連なっています。町の中央には北西から南東に河津川が流れ、その流域に平野部

が形成され、河口に近い地域は市街地となっています。

○このように本町は、天城国有林の森林地域から海岸地域まで、様々な特色がある地形的

な条件をもっています。これら豊かな水と緑に包まれた環境を、後世に引き継いでいくこ

とが重要ですが、限られた土地をいかに有効に活用していくかが課題です。

○そのため、それぞれの地域の環境や魅力を最大限に活かし、自然との共生を図りながら、

地域の活性化に結びつけていくため、土地利用計画を策定し有効な土地利用を推進して

いくことが必要です。

4

土地利用・まちづくりの推進

(2)

主な施策

施 策

計画の内容

土地利用の適正な規制・ 誘導

都市計画のめざすすがたである都市計画マスタープランの策定を図り、都市地域の総 合的な整備を進めます。

良好な市街地の形成 河津駅周辺地区は、近隣商業地域として商業・業務施設ゾーンとして、また、駅前は 観光の玄関口として、にぎわいのある拠点ゾーンと位置づけ、施設整備や個性ある景 観形成を推進します。

用途地域の見直しの実施、有効な土地利用の促進と良好な市街地の形成を図ります。

魅力ある街並みの形成 既存の温泉地は、温泉資源を有効に活かし、特色ある街並み形成を図ります。 湯ヶ野地区は、伊豆の踊り子ゆかりの抒情あふれる温泉地として良好な環境を守ると ともに、文学の里ゾーンとしてさらなるイメージアップを図るため、既存施設の有効 利用や環境整備を進めます。

七滝温泉一帯は、自然の里ゾーンと位置づけ、天城の豊かな森林や美しい渓谷、秘境ムー ドあふれる風景を活かした地域づくりを進めます。また、七滝一帯については、ジオパー ク※として自然環境と調和したグレードの高い環境整備を進めます。

菖蒲沢、今井浜、河津浜一帯の海岸沿いの地区は、海や海辺の保全・美化を基本に、 海洋レジャーゾーンとしての機能を充実させ、海の魅力を活かした地域づくりを進め ます。

農村環境や自然環境の 保全と有効な土地利用 の促進

集落地については、豊かな農村風景を維持するため、無秩序な開発を抑制するとともに、 耕作放棄地の解消や災害防止対策、水路、生活道路の整備などを進め、暮らしやすい 環境を整えます。

農地については、無秩序な転用を抑制し、各種基盤整備や農地の利用集積などを進め、 優良農地の確保を図ります。

大池高原・鉢ノ山一帯や財産区が所有する山林・原野を含む山間地域は、ふるさと体 験の場とし、良好な自然環境を活かし、自然とのふれあいや野外レクリエーションの 場としての利用を促進するとともに、都市部では味わうことのできない農村の魅力を 活かしたふるさと体験(農業体験や農村生活体験)の場などとしての有効活用を進め ます。

(3)

② 良好な市街地の整備

めざすすがた

○駅周辺で商業施設の集積が進み、町の中心地としての魅力が高まっています。

現状と課題

○河津駅周辺の市街地は、平成21年度に整備が完了した駅舎の北口整備を周辺の状況を踏

まえて構想づくりに着手しており、今後、本町の中心地として、また、観光地河津の玄

関口としてさらに魅力を高めていくため、町民主体のまちづくり組織を育成・支援し、計

画的に整備を進めていく必要があります。

○第1種低層住居専用地域に指定されている田中地区では、都市計画道路浜峰線の整備に

合わせた用途地域の見直しを進める必要があります。

主な施策

施 策

計画の内容

河津駅周辺の整備 河津駅周辺は、駐車場の整備、駅前広場など交通関連施設の修景やユニバーサルデザ イン化を進め、観光地河津の情報発信拠点としての機能を充実させます。

河津駅周辺地区への商業 施設等の集積

河津駅周辺地区の利用されていない土地については、商業施設などとしての利用を促 進します。

まちづくり組織の育成・ 支援

(4)

③ 居住環境の整備

めざすすがた

○良好な住環境が整備され、町民が快適に暮らしています。

現状と課題

○土地区画整理事業により整備された市街地や、都市計画道路浜峰線の整備など計画的な

まちづくりを進め、快適な居住環境を形成し、人口の定住化を促進していく必要があります。

○中山間地域の集落は、周辺の自然環境と調和した豊かな農村環境を保全していくため、

生活道路や排水路の整備を進める必要があります。

主な施策

施 策

計画の内容

良好な住宅・宅地の供給 市街地については、住宅地利用を促進するとともに、良好な居住環境を形成します。

安全で快適な居住環境 の整備

(5)

④ 骨格となる道路網の整備

めざすすがた

○幹線道路の整備が進み、町内及び他市町との円滑な交通が確保されています。

○生活に密着した道路・橋りょうが整備され、町民が安心して暮らしています。

現状と課題

○本町は、国道135号・414号とそれに連結する主要地方道下佐ケ野谷津線によって、周辺

市町や首都圏と連絡されています。しかし、夏期や河津桜まつりなどの観光シーズンには、

慢性的に交通渋滞が発生しており、交通渋滞の解消に向け、伊豆縦貫自動車道の整備な

ど伊豆半島全体での抜本的な交通対策が進められようとしています。

○これまでパーク・アンド・ライド

など交通対策を充実したことにより、河津桜まつりなど

イベント時における渋滞の緩和が進むなど成果が表れてきています。今後も、必要な対策

を実施していく必要があります。

主な施策

施 策

計画の内容

国・県道の整備 一般国道や県道の狭あい部分や危険箇所などの改良整備を促進します。

伊豆半島の交通渋滞緩和 施策の促進

県や伊豆地域の市町、公共交通関連事業者と協力して、伊豆半島全体での交通の利便 性を図り、交通渋滞の緩和と環境保全に努めます。

都市計画道路の整備 街路事業などにより、市街地の骨格を形成する都市計画道路の整備を進めます。特に 浜峰線については、町の中心道路として優先的に整備を進めます。

整備にあたっては、街路樹の植栽やユニバーサルデザインに配慮し、人や環境にやさ しい道路とします。

骨格的町道の整備 国・県道や都市計画道路と連結し、町内の主要地区を結ぶ骨格的な町道の整備を進め ます。

安 全 で 快 適 な 道 路・ 橋 りょうの整備

町が管理する道路・橋りょうを適切に維持管理していくため、「道路橋りょう長寿命化 修繕計画」を策定し、道路・橋りょうの長期的な利用を促進します。

イベント時の交通対策 の充実

河津桜まつりなどのイベント時には、市街地周辺に駐車場を確保し、市街地への車の 乗り入れを抑制するパーク・アンド・ライドやパーク・アンド・バスライド施策を推 進します。

(6)

⑤ 公園緑地の整備

めざすすがた

○公園や緑地が整備され、憩いや交流の場として、誰もが親しみをもって利用しています。

現状と課題

○本町では、河津川、佐ケ野川、城山など自然環境を活かした公園・緑地やハイキングコー

スなどの整備が進められています。今後は、これらの整備された施設の維持・管理を地域

住民と連携しながら進めていく必要があります。

主な施策

施 策

計画の内容

既設公園・広場の充実、 維持・管理

各公園の特色や地域の実情に即した公園機能の充実に努め、利用促進を図ります。

地域住民やボランティアなどによる自主的管理を促進します。

新たな公園・緑地の整備 町民の憩いの場やコミュニティの場、災害時のオープンスペースとして笹原公園の整 備を推進します。

自然・歴史資源を活かし た憩いの空間の整備

春ノ蔵の森林は、子どもたちの自然とのふれあいの場として、また、町民や観光客にとっ ての自然散策・四季の草花鑑賞の場として保全・活用を進めます。

(7)

① 環境の保全

めざすすがた

○町民一人ひとりの環境保全意識が高まり、自然環境の保全・育成が図られています。

現状と課題

○地球温暖化など地球環境問題に対応するため、バイオマスの活用、バイオ燃料への活用と

利用促進、住宅用太陽光発電設備設置の促進など様々な取り組みが必要となります。

○緑豊かな山々や清らかな川、変化に富んだ海岸線など優れた自然環境を町民の貴重な財

産として次代の子どもたちに残していくためにも、自然環境との調和を図りながら、その

保全・育成に努めていく必要があります。

主な施策

生活基盤・生活環境の充実

施 策

計画の内容

環境に配慮した取り組み の推進

地球温暖化、省エネルギー、水質浄化など、幅広い環境保全対策について取り組むと ともに、町民に対してPR活動や学習機会を設け、意識の高揚に努めます。

太陽熱・風力・水力・バイオマスエネルギーなどの自然エネルギーの活用に積極的に 取り組むとともに、太陽光発電利用者等への個人助成制度の推進を図ります。

自然環境の保全・育成 森林のもつ二酸化炭素吸収機能、水源かん養機能などの公益的諸機能を維持するため、 森林の適正な管理に努めます。

(8)

② ごみ対策の充実

めざすすがた

○町民・企業・行政が一体となって、ごみの減量化・資源リサイクル化が推進されています。

現状と課題

○循環型社会の構築をめざし、ごみの「リデュース(発生抑制)」だけでなく「リユース(再利

用)」「リサイクル(再資源化)」という視点で、ごみ処理対策に取り組んできました。今後

も、より一層の資源化促進など循環型社会の構築に向け町民・企業・行政が連携して推

進していく必要があります。

○耐用年数を迎えるごみ処理施設や最終処分場の広域化の検討とともに、住民負担につい

ても検討を進める必要があります。

主な施策

施 策 計画の内容

ごみの減量化と資源リサイ クルの推進

生ごみの堆肥化などごみ減量運動を推進し、ごみ発生量の抑制に努めます。

不・可燃物、粗大ごみ、資源ごみなどの分別排出と収集体制の確立を図り、リサイク ルの推進を行います。

地域・学校等の団体による集団回収を支援・指導することで、資源ごみ回収の拡大を 図り、リサイクルを推進します。また、事業者と包装の簡素化、エコバックの推進を 図ります。

産業廃棄物については、関係機関との連携を密にして、適切な処理が図れるよう指導 を徹底します。

ごみ処理施設の整備 エコクリーンセンター東河の施設耐用年数が平成 29 年度までのため、施設の見直しを 検討します。また、多様化・増大化するごみの処理対策を合理的かつ的確に処理する ため、広域圏での処理施設や最終処分場の建設についても、検討します。

環境美化の推進 ごみのポイ捨て禁止や持ち帰りなどのPRの実施、不法投棄防止のため、パトロール の強化を図ります。また、町民による清掃活動や監視協力を求めます。

(9)

③ 上水道の整備

めざすすがた

○良質な水が安定して供給されています。

現状と課題

○本町の水道事業は、上水道、民営簡易水道(2地区)、専用水道(1件)により供給が行わ

れています。今後は、より効率的に安定した供給と新たな需要に対応するため、水源の

確保や給水区域の拡大、上水道への統合などを進めることが必要です。

○上水道は給水開始以来数十年が経過しているため、布設管の老朽化が進んでおり、耐震

性や安全性向上のための計画的な改良が必要となっています。

○また、本町では緊急時に備えて水を確保できる貯水槽を整備していますが、今後は、地

震に備えて避難場所における飲料水の確保や耐震性向上のため、配水管の改良などを進

めていくことが必要です。

主な施策

施 策

計画の内容

水質の保全と水量の確保 水源の水質保全を図るため、水源周辺の環境維持・衛生管理体制の強化を進めるとと もに、今後予想される地震などの災害に対し、安定供給のできる新たな水源の確保を 図ります。

水道施設の整備・拡充 水の安定供給を図るため、石綿セメント管をはじめとする配水管の改良、老朽管の耐 震管への布設替え、貯水池の耐震化などを計画的に整備します。

(10)

④ 下水処理対策の充実

めざすすがた

○生活排水が浄化され、清らかな河川と快適な居住環境が確保されています。

現状と課題

○天城連山を源とする清流を守り後世に引き継ぐため、起伏に富んだ地形と住宅が点在し

ている状況や財政力の現状から、財政負担が比較的少なく、事業効果が早期に得られる

合併処理浄化槽への設置替えを促進することを主体とした整備を急ぐ必要があります。

○し尿処理対策は、東伊豆町との一部事務組合による東河環境センターにより処理していま

す。また、収集、浄化槽の清掃及び保守点検は町許可業者が行っていますが、今後とも、

合併処理浄化槽の設置替えを促進するとともに、適正な維持・管理、保守点検の実施に

より河川等の水質汚濁防止に努めていくことが必要です。

主な施策

施 策

計画の内容

合併処理浄化槽の設置 促進

合併処理浄化槽の設置替えを促進するとともに、検査や維持・管理の周知徹底を図り ます。

(11)

⑤ 公共交通の充実

めざすすがた

○公共交通ネットワークが機能し、誰もが気軽に移動できる環境が整備されています。

現状と課題

○本町は、バス会社に委託し生活路線維持のためのバスの運行を継続していますが、利用者

は年々減少しています。今後ますます進行する高齢社会を見据え、デマンドバス(デマン

ドタクシー)

など、新たな公共交通システムの導入を検討することが重要となっています。

○伊豆急行は、観光客の足として、また、通勤・通学の交通手段として重要な役割を果た

しているため、今後も利用を促進するとともに、サービスの向上などを働きかけ、駅前北

口広場の整備を促進していくことが必要です。

主な施策

施 策

計画の内容

利用者ニーズに応じた 新たな交通システム等 の導入

デマンドバスやデマンドタクシーなど、利用者ニーズにあった新たな交通システム等 の導入を図ります。

公共交通のサービス向上 河津駅及び駅前広場は、観光客を含め誰もが円滑に利用できるよう、ユニバーサルデ ザイン化を促進します。

鉄道やバスなど公共交通の運行維持、料金体系の見直しやサービスの向上を働きかけ ます。

(12)

⑥ 通信・情報体系の整備

めざすすがた

○全地区での情報インフラの整備が進み、行政と町民との情報共有が促進されています。

現状と課題

○本町は、町ホームページを通じ、観光情報を中心とした情報発信を行っています。今後は、

行政情報の提供など河津のホットな情報を発信していくため、光ファイバー網などICT

基盤の整備を進める必要があります。

主な施策

施 策

計画の内容

町ホームページの充実と パソコンの配置

ホームページ掲載情報の更新、ユニバーサルデザインへの対応など、利用者が見やす く使いやすい内容など、常に新しい情報をわかりやすく発信します。また、公共施設 等へ町民が自由に見られるパソコンの充実を図ります。

インフラの充実とCAT Vの普及

(13)

① 防災対策の充実

めざすすがた

○地域での防災活動が活発に行われ、町民の防災意識が高まっています。

○災害に強い都市基盤が整備され、町民の安全な生活が守られています。

現状と課題

○本町は、「大規模地震特別措置法」に基づく「地震防災対策強化地域」に指定されています。

そのため、災害弱者対策・ボランティア受け入れなどに関する計画、関連計画の策定を検

討していく必要があります。

○災害に係わる予防、応急対策、復旧復興の実施については、河津町地域防災計画に基づ

きますが、中でも医療救護体制を整備しておくことが求められています。

○地域の防災に関する中心的組織である自主防災組織について町民に理解を求め、積極的

な活動を促していくことが必要です。

○防災行政無線や防災倉庫、防災用資機材の整備を進めるとともに、長野県白馬村や東京

都渋谷区と災害(相互)応援協定を結ぶなど、災害時における相互応援体制の確立と充実

に努めています。

安全・安心のまちづくり

(14)

主な施策

施 策

計画の内容

防災意識の高揚 地域住民の参加と連携による地域防災を推進するため、自主防災組織の育成・強化に 努めます。

町、防災関係機関、事業所、自主防災組織などが一体となった総合防災訓練など、よ り実践的な防災訓練を実施し、町民の防災意識の高揚に努めます。

防災体制の確立 河津町地域防災計画については、県計画の見直し、地域の実情や時代の要請に的確に 対応できるよう、随時見直しを行います。

大規模災害時、行政機関において事業を継続的に実施するための事業継続計画(BCP) 策定の検討、災害時要援護者・ボランティア受け入れなどに関する計画の策定を行い ます。

救助・救援体制の確立 国や県をはじめ周辺市町や姉妹都市と連携し、災害時の広域的な救助・救援体制の確 立に努めます。

関係機関・事業者と協力し、観光客に対する避難・救護・輸送対策など、観光地とし ての適切な対応に努めます。

災害に対応するための 施設・設備の充実

防災用品の確保や家具の固定化を促進するなど、家庭における防災対策の充実を図り ます。

住宅地や集落地における避難地や避難路の確保・整備を進めます。

地域における自主防災活動の拠点となる施設・設備・備蓄品などの整備・充実を図り ます。

災害時における情報の収集・提供を迅速かつ的確に行い、円滑に被災地の救援・応急 対策活動を進めるため、CATVの全戸への普及などによる地域防災無線難聴地域の 解消、孤立予想集落の情報伝達方法を検討します。

災害時の拠点となる公共施設やライフライン施設などの耐震性の向上に努めます。

大規模災害における広域緊急輸送・物資搬送及び孤立化対策として、ヘリポートや漁 港の整備を検討します。

安全で快適な居住環境 の整備

(15)

② 消防・救急の充実

めざすすがた

○緊急時においても速やかに対応できる消防・救急体制が確立され、町民が安心して暮ら

しています。

現状と課題

○本町の消防体制は、常備消防である下田地区消防組合河津分署と非常備消防である消防

団により対応しています。消防団については、年々団員の確保が難しくなっており、消防

団をサポートする自主防災組織の充実や町民の防火意識の高揚が必要です。

○消防施設は、消防ポンプ車8台・小型動カポンプ車12台が各分団に配備され、消防水利

としては消火栓の整備や防火水槽の設置が進んでいます。防火水槽については、「消防水

利の基準」を満たしているものは半数となっているため、整備・充実を図っていくことが必

要です。

○救急医療対策充実のための救急業務については、町内に入院機能を備えた医療施設がな

いため、ほとんどが管轄外へ搬送されている状況です。今後は、消防救急の広域化や常

設ヘリポートの設置など救急搬送体制を強化していくことが必要です。

(16)

主な施策

施 策

計画の内容

火災予防体制の強化 火災の発生を未然に防ぐため、不特定多数の人が利用する宿泊施設や危険物を扱う工 場・事業所に限らず、高齢者世帯及び一般家庭に至るまで立入検査などによる火災予 防指導を行い、予防体制の強化を図ります。

広報等を通じて防火を呼びかけるとともに、火災が多発する時期のパトロールの実施 などにより、防火意識の高揚を図ります。

地域における消防体制 の整備・充実

地域と密接な関係にある分団による消防活動の充実を図るため、消防団員の確保・育 成とともに、分団の統合も検討します。

自主防災の充実を図るため、女性消防隊の組織化や自主防消防隊の育成を検討します。

消防力向上のための施 設整備

消火栓、防火水槽の設置及び河川等自然水利の充実により、消防水利の確保を図ると ともに、設置にあたっては、「消防水利の基準」を満たす規模と耐震性の向上に努めます。

消防詰所の整備や消防車両の計画的な更新を図ります。また、近代的な資機材の導入 を図るなど、消防装備の充実に努めます。

救急搬送体制の強化 救急搬送体制維持のため、消防署や医療機関との連携強化に努めます。また、ドクター ヘリポートの整備拡充や維持管理、救急救命士等の資質の充実に努めるとともに、救 急車の適正利用の啓発に努めます。

救 急 医 療 体 制 の 充 実 (再掲)

(17)

③ 治水・治山対策の充実

めざすすがた

○災害の恐れのある河川や山間地における治水・治山対策が進められています。

○ハザードマップ

などによる情報の共有化が図られ、台風や大雨の時には、迅速な対応が

行われています。

現状と課題

○本町は、急峻な地形が多いことから、砂防指定地やがけ崩れの危険箇所が多く存在します。

地震時や豪雨時における災害発生の危険性が極めて高い状況にあり、河川の末改修部分

の整備や治山事業を推進するとともに、自然との共生に配慮した整備を行うことが必要

です。

○町民の安全を守るため、的確な情報を町民に伝達し、迅速な対応を図ることが必要です。

そのため、地域との連携を強化し、地域・町民・行政が一体となって被害の防止に努め

ていくことが必要です。

主な施策

施 策

計画の内容

治水対策の推進 山間部の中小河川については、静岡県(下田土木事務所・賀茂農林事務所)と連携し、 河川改修と砂防事業の一体的な整備を推進します。

河川改修にあたり、静岡県(下田土木事務所)と連携し、親水護岸等の整備を推進します。

河川の管理体制を充実するため、河川のパトロールを強化し、河川の正確な把握と危 険箇所の早期発見に努めます。

治山対策の推進 急傾斜地崩壊地域の治山対策を推進するとともに、その他危険箇所についても調査を 行い、急傾斜地の指定・整備を推進します。

自然環境の保全や景観に配慮し、森林が有する水源かん養機能や土砂流出防止機能を 高めるため、植林・間伐などを促進し、森林の保全・育成に努めます。

地域と連携した防災対策 の推進

ハザードマップの作成や危険区域への看板の設置などによって、危険箇所を町民等へ 事前に周知し、人命などの被害防止に努めます。

(18)

④ 交通安全の推進

めざすすがた

○町民一人ひとりが交通ルールを守り、思いやりのある交通マナーを実践しています。

○交通事故発生件数、死者数、負傷者数が減少しています。

現状と課題

○近年の本町の交通事故発生件数は横ばいで推移しています。今後も、町民を対象とした

交通安全教育を推進し、交通事故のない地域をめざしていくことが必要です。

主な施策

施 策

計画の内容

河津町交通安全計画の 策定

「河津町交通安全計画」を策定し、交通安全を計画的に推進します。

交通安全教育の強化 年齢を問わず全町民を対象とした交通安全教室を開催します。特に、幼少時や高齢者 への交通安全意識の啓発に努めます。

交通安全指導者の育成に努めるとともに、各種団体・警察・行政とが連携し、交通安 全指導の充実を図ります。

交通安全環境の整備 ガードレール・カーブミラー、横断歩道や信号機の設置促進、一方通行、車両規制な ど地区の実状に即した交通規制や指導を強化し、道路交通の円滑化や安全性の確保を 図ります。

交通事故被害者対策の 充実

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